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布引五本松堰堤と布引貯水池(神戸水道創設期の水源)|何があった場所か

位置精度: 地点特定 / 最終確認日: 2026-09-05

神戸市中央区の生田川上流、布引谷にある堰堤と貯水池である。神戸市水道局は、布引貯水池が生田川水系の布引谷川を水源とする神戸水道の創設期の施設で、明治33年(1900年)に完成したと記す。堰堤の正式な名は布引五本松堰堤で、堤体は直線型重力堰堤(粗石コンクリート、表面張石)、堤高33.33メートル、堤長110.30メートルであるという。文化庁の国指定文化財等データベースは、布引水源地水道施設が平成18年(2006年)7月5日に国の重要文化財に指定されたと記載し、五本松堰堤の構造を重力式コンクリート造堰堤、堤長110.3メートル、堤高33.3メートル、高欄付と記す。同じ解説は、神戸水道事務所の吉村長策および佐野藤次郎を中心に建設が進められたとし、五本松堰堤を我が国における重力式コンクリート造堰堤の嚆矢と評価する。神戸市水道局によれば、水道布設の計画は明治26年(1893年)に内務省の雇工師であったイギリス人技師バルトンの設計で市会を通り、明治30年(1897年)5月に始まった創設工事は佐野藤次郎技師を中心に全員日本人の手で進められ、明治33年に奥平野浄水場で通水式が行われた。同局はまた、明治38年(1905年)から船舶への給水が始まり、布引貯水池を水源とする水道水の質の高さが、赤道を越えても腐らないおいしい水という言い伝えを生んだと記す。堰堤の下手には布引の滝が落ち、平安から江戸にかけて詠まれた和歌の碑が道沿いに並ぶ。新神戸駅から滝をたどる遊歩道を一時間ほど登れば、堰堤と貯水池に着く。

布引五本松堰堤と布引貯水池(神戸水道創設期の水源)の位置を示す地図
この地点の地図(地理院タイルに地点を加筆)

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